レコードコレクターズ徹底解説！最新号から名盤特集まで

2025年10月1日

雑誌「レコードコレクターズ」について、その基本情報を網羅的に知りたい、と考えていませんか。最新号と次号2025年の発売日はいつなのか、電子版はどこで、amazonでの価格はいくらなのか、といった具体的な購入情報に関する疑問は多いです。また、貴重なバックナンバーや増刊の買取相場、wikiには載っていない詳細な情報、そして一部で囁かれる雑誌が廃刊したという噂の真相や、1984年から2024年に至る長い歴史にも関心が集まります。サザンオールスターズ40周年記念11月号のような伝説的な特集も見逃せません。さらに、レコードコレクターズで語られる名盤アルバム、例えば60年代ビートルズと1964年4月5月号といったマニアックな特集内容や、70年代ブルースとソウル&ファンク、80年代アイドルと大瀧詠一ベスト100、90年代UKロックとローリングストーンズ、さらにはスライとアメリカンロックの名盤、ブライアンウィルソンとフリートウッドマックといった、具体的な特集の深掘り内容を知りたい方もいるでしょう。この記事では、それらの網羅的な情報を一つにまとめ、音楽ファンを魅了し続ける「レコードコレクターズ」の真髄に迫ります。

- レコードコレクターズの発売日や多様な購入方法がわかる
- バックナンバーや増刊の入手方法と賢い買取情報がわかる
- 廃刊の噂の真相と40年以上にわたる雑誌の長い歴史がわかる

特集される音楽ジャンルやアーティストの深い傾向がわかる

雑誌レコードコレクターズの基本情報を網羅

最新号と次号2025年の発売日はいつ？
電子版はどこで？amazonでの価格
バックナンバーと増刊の買取とwiki情報
雑誌が廃刊？1984年から2024年の歴史
サザンオールスターズ40周年記念11月号

最新号と次号の発売日はいつ？

レコードの世界：イメージ

レコードコレクターズの発売日は、原則として毎月15日に設定されています。ただし、これは首都圏の書店に並ぶ日付を基準としており、お住まいの地域や利用する書店によっては、配送の都合で1〜3日程度遅れる場合があるため注意が必要です。

例えば、2025年1月号が読みたい場合、その発売日は前月である2024年12月15日頃になる、ということです。このように、読みたい月号の前月の15日が発売日の目安となります。もちろん、15日が印刷所や流通業者の休業日である土日祝日にあたる場合は、発売日が直前の金曜日に前倒しされたり、翌週の月曜日に後ろ倒しになったりすることもあります。

次号の正確な発売日を確認する方法

次号の正確な発売日や特集内容、表紙デザインといった詳細情報をいち早く知りたい場合は、出版元であるミュージック・マガジン社の公式サイトや公式X（旧Twitter）アカウントをチェックするのが最も確実です。公式サイトでは、通常、発売日の1週間〜10日ほど前に次号の予告が掲載されるため、事前に情報を得て予約などに役立てることができます。

また、年間を通して購読する「定期購読」を申し込んでいる場合は、発売日に合わせて自宅のポストに直接配送されるため、買い逃す心配がなく非常に便利です。書店での購入を考えている方は、毎月15日前後になったら店頭の雑誌コーナーを確認するか、なじみの書店に直接問い合わせてみるのが良いでしょう。

電子版はどこで？amazonでの価格

レコードの世界：イメージ

レコードコレクターズは、伝統的な紙の雑誌だけでなく、現代の読書スタイルに合わせた電子版でも楽しむことができます。スマートフォンやタブレット、PCがあれば、場所を選ばずに膨大なバックナンバーにアクセスできるため、多くの音楽ファンに利用されています。

現在、電子版を取り扱っている主要なプラットフォームは以下の通りです。

プラットフォーム	特徴	価格の目安
Amazon Kindle	Kindle端末やスマホアプリで手軽に読めます。定期的に実施されるセールや読み放題サービスの対象になることもあります。	紙の雑誌と同等か、セール時には安くなる場合が多いです。
Fujisan.co.jp	雑誌専門のオンライン書店で、定期購読の割引率や特典が豊富です。デジタル版と紙版のセット購読も選択できます。	長期の定期購読で割引が適用される場合があります。
楽天Kobo	楽天ポイントが貯まる・使える点が大きな魅力です。SPU（スーパーポイントアッププログラム）の対象にもなります。	紙の雑誌と同等程度ですが、ポイント還元が大きいです。

電子版を購入する際の注意点

電子版は物理的な保管スペースが不要で、キーワード検索ができるなど多くのメリットがあります。しかし、特別号に付録（ポスターやCDなど）が付いている場合、電子版にはその付録が含まれないケースがほとんどです。付録が目的の場合は、必ず紙の雑誌を購入するようにしてください。

価格については、基本的に紙の雑誌の定価と同程度に設定されていますが、各プラットフォームが独自に実施するセールやポイント還元キャンペーンを利用することで、実質的にお得に購入できるチャンスもあります。ご自身のライフスタイルや利用しているサービスに合わせて、最適なプラットフォームを選んでみてください。

バックナンバーと増刊の買取とwiki情報

「あのアーティストの特集号を読み逃してしまった」「特定のテーマについて書かれた過去号が欲しい」といった場合、レコードコレクターズはバックナンバーの入手が比較的容易な雑誌です。また、特定のアーティストやジャンルを1冊丸ごと掘り下げた「増刊」も不定期で発行されており、こちらも高い人気を誇ります。

バックナンバーや増刊の入手方法

主な入手方法は以下の通りです。

公式サイト: 出版元であるミュージック・マガジンの公式サイトでは、在庫がある限り過去のバックナンバーを定価で購入できます。最も確実な方法です。
オンライン書店: AmazonやFujisan.co.jpのマーケットプレイス、楽天ブックスなどで、中古品として過去の号が取り扱われていることがあります。
古書店: 神保町の古書店街や、ディスクユニオンのような音楽関連に強い古書店（実店舗・オンライン）では、思わぬ貴重なバックナンバーが見つかる可能性があります。

一方で、読み終えた雑誌の処分を考えている方もいるでしょう。レコードコレクターズは専門性が高くコレクターも多いため、古書店や専門の買取業者で高値で買い取ってもらえることがあります。特にビートルズ特集号や、廃盤になったCDのレビューが多数掲載されている号、人気の増刊などは、定価以上の価格が付くことも珍しくありません。フリマアプリなどで個人売買するのも一つの手です。

wiki情報とその限界

レコードコレクターズに関する情報は、Wikipediaにも基本的な項目がまとめられています。創刊の経緯や主な特集の歴史、編集長の名前など、概要を掴むには便利です。しかし、情報は必ずしも最新ではなく、また網羅的でもありません。特に各号の詳細な特集内容や寄稿者まではカバーされていないため、より深く正確な情報を求める場合は、やはり公式サイトや実際の雑誌を確認するのが最適と言えるでしょう。

雑誌が廃刊？1984年から2024年の歴史

「レコードコレクターズは廃刊したのではないか？」という噂をインターネット上で目にすることがありますが、結論から言うと、これは完全に誤りです。2024年現在も、レコードコレクターズは毎月15日に刊行を続けている長寿雑誌です。

おそらく、昨今の出版不況の中で他の有名音楽雑誌が休刊・廃刊するニュースが相次いだため、それらの情報と混同されてしまったものと考えられます。日本雑誌協会のデータが示すように、雑誌全体の市場は厳しい状況にありますが、レコードコレクターズは独自のポジションを築いています。1982年に創刊され、月刊誌としては1984年から本格的にスタートしました。そこから40年以上にわたり、一度も休むことなく音楽ファンに深く濃い情報を提供し続けているのです。

1980年代のレコード全盛期から、CDへ移行し、そして配信が主流となった現代に至るまで、音楽メディアが激変する中でも専門的な姿勢を崩さずに続いているのは本当に驚異的ですよね。まさに日本の音楽評論の歴史そのものと言えるかもしれません。

創刊当初から現在まで、その時々の新しい音楽シーンを切り取りつつも、過去の偉大な音楽遺産を丁寧に掘り起こすという独自のスタイルを一貫して貫いています。このブレない編集方針こそが、流行り廃りに流されない音楽ファンから長年にわたり熱烈に支持される最大の理由でしょう。

サザンオールスターズ40周年記念11月号

レコードコレクターズでは、特定のアーティストを深く多角的に掘り下げる特集が看板企画として人気です。中でも、日本の音楽シーンを代表するサザンオールスターズの40周年を記念した特集は、発売当時に大きな話題を呼び、今なおファンの間で語り継がれています。

2018年11月号で組まれたこの特集では、彼らのデビューから40年にわたる輝かしい軌跡を、膨大なディスコグラフィーと共に徹底解説しています。単なるヒット曲の紹介にとどまらず、全オリジナルアルバムのレビューはもちろん、各アルバムの音楽的変遷や、桑田佳祐のソングライティングの深層にまで鋭く迫る内容は圧巻です。

例えば、初期のロックンロールや歌謡曲のエッセンスが強いサウンドから、AOR、ラテン、ブラックミュージックまで、時代と共に多様な音楽要素をどのように取り入れ、唯一無二の「サザンサウンド」へと昇華させていったのか。その過程を、当時のレコーディングの背景や社会の空気感を交えながら、詳細に分析しています。このような特集は、熱心なファンはもちろん、サザンをあまり深く聴いてこなかった音楽好きにとっても、日本のポップミュージックがどのように成熟してきたかを知る上で非常に価値のある資料となります。これもレコードコレクターズの大きな魅力の一つです。

レコードコレクターズで語られる名盤アルバム

60年代ビートルズと1964年4月5月号
70年代ブルースとソウル&ファンク
80年代アイドルと大瀧詠一ベスト100
90年代UKロックとローリングストーンズ
スライとアメリカンロックの名盤
ブライアンウィルソンとフリートウッドマック
まとめ：レコードコレクターズの魅力

60年代ビートルズと1964年4月5月号

レコードコレクターズが最も得意とし、読者からの人気も絶大なテーマの一つが、ザ・ビートルズです。特に音楽シーンが数年単位で激変した60年代のビートルズについては、これまで数えきれないほどの特集が様々な切り口で組まれてきました。

その中でも、例えば「1964年」という特定の年に焦点を当てた特集は、この雑誌の真骨頂と言えるでしょう。1964年は、ビートルズが「エド・サリヴァン・ショー」出演を機にアメリカを制圧し、世界的なスターダムを駆け上がった極めて重要な年です。4月号や5月号といった形で、彼らがその年にリリースした楽曲やライブ活動、膨大なレコーディングの様子などを月単位、時には日単位で追いかけるような、他の追随を許さないマニアックな視点で解説します。

単なる伝記的な事実の羅列ではなく、「なぜこの時期にこのようなサウンドが生まれたのか」「このギターリフが後の作品にどのような影響を与えたのか」といった音楽的な分析が中心となるため、何十年も聴き込んできた長年のファンでさえ、新たな発見と興奮があるはずです。

70年代ブルースとソウル&ファンク

レコードの世界：イメージ

70年代は、ブルース、ソウル、そしてファンクといったブラックミュージックが大きな発展を遂げ、ロックやポップスにも多大な影響を与えた黄金時代です。レコードコレクターズでは、これらのジャンルも頻繁に特集テーマとして取り上げられます。

ブルース特集では、三大キング（B.B.キング、アルバート・キング、フレディ・キング）はもちろんのこと、戦前のデルタブルースのギタリストや、シカゴブルースの知られざる偉人まで、幅広くかつ深く紹介します。一方、ソウル＆ファンク特集では、ジェームス・ブラウン、スティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、アレサ・フランクリンといった巨星たちのオリジナルアルバムを1枚1枚徹底的にレビューします。

レーベル特集も人気

アーティスト単位の特集だけでなく、「スタックス・レコード」や「モータウン」、「フィリー・ソウル」といった伝説的なレーベルや地域サウンドに焦点を当てた特集も非常に人気があります。それぞれのレーベルの歴史、専属ミュージシャンたちの関係性、独特のサウンドが生まれた背景などを掘り下げることで、より立体的で重層的に音楽を理解することができるのです。

これらの特集を通じて、70年代の豊かで奥深いブラックミュージックの世界に、まるでタイムスリップしたかのように浸ることができるでしょう。

80年代アイドルと大瀧詠一ベスト100

洋楽ロックやソウルの専門誌というイメージが強いレコードコレクターズですが、日本のポップス、特に音楽的に豊作だった80年代の音楽にも非常に力を入れています。近年、世界的なシティポップの再評価が進む中で、この時代の音楽特集は特に若い読者からも注目度が高いです。その象徴的な存在が、大瀧詠一です。

彼の作品は何度も特集されており、「A LONG VACATION」は「名盤ベスト100」のような企画では必ずと言っていいほど上位にランクインします。彼の作り出すウォール・オブ・サウンドの緻密さや、アメリカンポップスからの影響などを、他の追随を許さない専門的な視点から解き明かしていきます。

松田聖子や中森明菜をはじめとする80年代アイドルの楽曲も、単なる懐メロとして扱うのではありません。作詞家の松本隆、作曲家の筒美京平、編曲家の松任谷正隆といった作家陣の卓越した仕事に焦点を当てて分析するのが面白いところです。歌謡曲がいかに世界水準のクオリティの高いポップスであったかを再認識させてくれます。

歌謡曲やアイドルポップスを、海外のロックやソウルと全く同じ熱量と批評眼で語る。このジャンルレスな懐の深さが、レコードコレクターズのユニークな点です。

90年代UKロックとローリングストーンズ

90年代の音楽シーンを語る上で欠かせないのが、オアシスやブラーに代表されるUKロック（ブリットポップ）のムーブメントです。レコードコレクターズでは、この時代の英国音楽シーンを多角的に振り返る特集も定期的に組まれます。

当時の熱狂をリアルタイムで知らない若い世代にとっては、90年代UKロックの優れた入門書として機能します。一方で、当時を知る世代にとっては、忘れかけていた名盤や、当時は過小評価されていたスウェードやパルプといったバンドの真価を再発見するきっかけになるでしょう。

また、60年以上のキャリアを誇り、今なお現役で活動を続ける生ける伝説、ザ・ローリング・ストーンズのようなバンドも、新作リリースのタイミングや記念イヤーに合わせて繰り返し特集が組まれます。ブライアン・ジョーンズ在籍の初期、ミック・テイラー時代の黄金期、そして現在のロニー・ウッド期まで、彼らの膨大なディスコグラフィーを時代ごとに区切って詳細にレビューする企画は、まさに圧巻の一言です。

スライとアメリカンロックの名盤

レコードコレクターズは、ロックの歴史における重要なバンドやアルバムを深く掘り下げます。その中でも、ファンクとロック、そしてサイケデリックを融合させ、人種やジャンルの壁を超えて後の音楽シーンに絶大な影響を与えたスライ＆ザ・ファミリー・ストーンは、頻繁に取り上げられる重要なアーティストの一つです。

彼らの革新的なサウンド、特にアルバム『暴動（There’s a Riot Goin’ On）』のような内省的でダークな傑作が、どのようにして生まれたのか。その音楽的背景や公民権運動といった社会情勢を交えながらの解説は、非常にスリリングで読み応えがあります。

もちろん、スライ以外にも、グレイトフル・デッドのジャム文化、ザ・バンドのルーツ・ミュージックへの回帰、ニール・ヤングの孤高の探求といった、アメリカンロックを代表するアーティストたちの名盤も数多く特集されています。単なるディスクガイドや星取表にとどまらず、その作品が持つ歴史的な「意味」を問い直すような批評精神が、この雑誌の持ち味です。

ブライアンウィルソンとフリートウッドマック

優れたソングライターや革新的なプロデューサーに焦点を当てるのも、レコードコレクターズの大きな特徴です。その筆頭格として何度も特集されてきたのが、ザ・ビーチ・ボーイズの頭脳であったブライアン・ウィルソンです。

彼の天才的な作曲術や、スタジオを楽器のように使った革新的なレコーディングワークについて、歴史的名盤『ペット・サウンズ』などを題材に徹底的に分析します。彼の音楽がいかに複雑で美しいハーモニーと構造を持っているかを、専門的な譜面分析なども交えながら解き明かしてくれるのです。

また、フリートウッド・マックのように、メンバー間の愛憎渦巻く人間関係が奇跡的な化学反応を起こし、数々の名盤を生み出したバンドも、格好のテーマとなります。特に全世界で4000万枚以上を売り上げたアルバム『噂（Rumours）』の制作秘話と、そこに生々しく込められた楽曲の分析は、音楽ファンの知的好奇心を大いに満たしてくれるでしょう。

このように、アーティストのパーソナリティや背景にある物語性にも深く光を当てることで、読者の音楽への理解をより一層、豊かで感動的なものにしてくれるのです。