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レコード収納の決定版!

レコード収納の決定版!100均やニトリで賢く整理する方法

お気に入りのレコードが増えてきて、コレクションをどう整理していいかお悩みではありませんか? レコードのコレクションは嬉しいものですが、置き場所に困ったり、見た目におしゃれな収納方法がないかと模索している方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなレコード収納の悩みを解決するべく、安価で手軽に始められる方法を多数ご紹介します。

特に、今話題の100均ダイソーや、身近なニトリ、IKEAのアイテム、あるいは専用のボックスファイルを使ったおすすめのアイデアを幅広くご紹介します。また、見た目もおしゃれな壁掛けディスプレイや、いざという時に役立つダンボール、そして大切なレコードを守るためのの選び方まで、あなたのレコードライフをさらに豊かにする情報をお届けします。

  • レコードの保管における基本的な注意点と理由
  • 100均やニトリなど身近なアイテムでできる安価な収納アイデア
  • 大切なレコードを美しく見せる壁掛けディスプレイ方法
  • レコードの量や用途に合わせた最適な収納グッズの選び方

目次

レコード収納の注意点と基本

  • なぜレコードの収納に注意が必要なのか
  • 積み重ねず、まっすぐ立てて保管
  • 高温多湿と直射日光を避けて

なぜレコードの収納に注意が必要なのか

なぜレコードの収納に注意が必要なのか

レコードの世界:イメージ

現在、市場に流通しているレコードの多くは、塩化ビニールを主成分とする「ビニール盤(ヴァイナル盤)」という素材でできています。この塩化ビニールは、温度や紫外線、ホコリといった環境要因に非常にデリケートな性質を持っています。そのため、適切な環境で保管しないと、さまざまな問題が発生してしまうのです。たとえば、長時間の直射日光や高温に晒されると、盤面が熱で伸びて歪んだり、反ってしまったりするリスクがあります。これらは音質の劣化に直結し、大切なレコードが聴けなくなってしまう可能性も秘めています。

また、レコードは静電気を帯びやすいため、空気中のチリやホコリを吸着してしまいがちです。これらの微細な不純物が盤面の溝に入り込むと、再生時のノイズや音飛びの原因となります。さらに、紙製のジャケットも湿気に弱く、カビの温床となりやすいです。カビが一度発生するとレコードの溝にまで入り込み、修復が非常に困難になる場合もあります。言ってしまえば、レコードをコレクションすることは、これらのリスクから守るための適切な保管方法を探すことと同義なのです。

レコード保管で避けたい3つのリスク

  • 熱による変形・歪み:盤面が反り、再生に支障をきたします。
  • 湿気によるカビ発生:ジャケットや盤にカビが生え、美観や音質を損ねます。
  • ホコリによるノイズ:微細な不純物が付着し、聴くたびに不快なノイズを発生させます。

積み重ねず、まっすぐ立てて保管

積み重ねず、まっすぐ立てて保管

レコードの世界:イメージ

レコードの収納方法で最も気をつけなければならないのが、「積み重ねる」という行為です。一枚一枚は軽くても、数が増えるごとに重みは増し、下にあるレコードに大きな圧力がかかります。これにより、盤が物理的に変形し、歪みが生じる原因となります。また、レコード同士がこすれ合うことで、ジャケットにリングウェアと呼ばれる丸い擦り傷ができたり、盤面に細かなキズがついてしまうことも珍しくありません。

大切なコレクションをこのようなダメージから守るためには、レコードをまっすぐ縦に立てて収納することが絶対的な原則となります。こうすることで、レコード同士が均等に支え合い、一枚にかかる負担が軽減されます。傾いた状態で立てかけるのも、一部に重みが集中するため避けた方が賢明です。市販のレコード専用ラックやボックスは、レコードを垂直に収納できるよう設計されており、安定して保管することができます。

縦置き収納のメリット

レコードを縦に収納すると、重みによる歪みや反りを防ぐことができます。また、ジャケット同士の摩擦が減り、キズやリングウェアから守る効果もあります。さらに、ジャケットの背表紙が見やすくなるため、目的のレコードを探す手間も省くことができるでしょう。

高温多湿と直射日光を避けて

高温多湿と直射日光を避けて

レコードの世界:イメージ

前述の通り、レコードは高温と湿気に弱い素材でできています。特に、気温が35℃を超えるような環境下では、塩化ビニールの軟化が始まり、レコード盤が歪みやすくなります。また、湿度が60%を超えるような環境では、レコードジャケットにカビが生えるリスクが格段に高まります。カビは一度発生すると、目に見えない胞子が広がり、他のレコードにも影響を与えてしまうため、非常に厄介です。

そのため、レコードを保管する場所は、年間を通して気温と湿度が安定している場所を選ぶことが重要です。窓際や暖房器具の近く、結露が発生しやすい場所は避けるべきです。理想的な環境を保つには、エアコンや除湿機を適切に活用し、室温20℃前後、湿度40〜50%を保つことが望ましいとされています。オーディオテクニカの公式サイトでも同様の注意点が示されており、音楽を愛する方々にとって共通の認識となっています。

レコード保管を避けるべき場所の具体例

  • 日差しの入る窓際
  • 暖房器具や火元の近く
  • 結露が発生しやすい壁際
  • 高温多湿になりやすい押し入れの奥

安価で始めるレコード収納アイデア

安価で始めるレコード収納アイデア

レコードの世界:イメージ

  • 100均ダイソーのアイテムを活用
  • レコード収納にぴったりのボックス
  • 無印良品やニトリの活用術
  • レコードをおすすめの場所へ壁掛け
  • 保管に欠かせないレコード袋
  • 意外と使えるダンボール収納
  • IKEAの家具を活用する
  • ファイルボックスでの収納
  • 安価なレコード収納のまとめ

100均ダイソーのアイテムを活用

100均ダイソーのアイテムを活用

レコードの世界:イメージ

お金をかけずにレコード収納を始めたい方にとって、100均ダイソーのアイテムは非常に心強い味方です。特に、7インチのEP盤の収納には、「桐BOX(Sサイズ)」がおすすめです。奥行きが約20.5cmで、保護袋に入れたEP盤がちょうど良い余裕をもって収まります。ただし、箱の横幅が約34cmと広いため、枚数が少ないと中で倒れてしまいます。

そこで活躍するのが、同じくダイソーで手に入る「ワイヤーブックスタンド」です。このブックスタンドを箱の中に入れることで、レコードをまっすぐに立てて収納することができます。これ一つで、枚数に関係なく安定した収納が実現します。他にも、セリアではワイヤー製のマガジンラックが販売されており、LP盤を5枚ほど壁掛け収納するのに適しています。このように、100円ショップのアイテムは、少しの工夫で手軽におしゃれなレコード収納を叶えてくれるのです。

100均アイテム活用術

アイテム名 対応レコード 主な特徴 活用アイデア
桐BOX(Sサイズ) EP盤 軽量、木製、手軽に入手可能 ワイヤーブックスタンドと組み合わせて使う
ワイヤーブックスタンド EP盤 三角形のシンプルなデザイン 桐BOX内の仕切りとして活用する
セリアのマガジンラック LP盤 ワイヤー製、壁掛け可能 壁面を使った見せる収納に利用する

レコード収納にぴったりのボックス

レコード収納にぴったりのボックス

レコードの世界:イメージ

安価で手軽な収納方法として、レコード専用のボックスは欠かせません。これらのボックスは、レコードのサイズに合わせて設計されているため、収納時の安定感が非常に優れています。例えば、プラスチック製のサンカ ソートボックス LはLP盤がぴったり収まり、軽くて持ち運びにも便利です。また、積み重ねて収納量を増やすこともできます。

一方、木製のKIRIGEN レコードケースは、その美しい木目がおしゃれなインテリアとして機能します。側面に切り込みがあり、ジャケットのデザインを確認しながら出し入れしやすいのも大きなメリットです。また、DMR Container Largeのような折りたたみ式のボックスは、使わないときはコンパクトに収納できるため、スペースを有効活用できます。長期保管を目的とするなら、CNB レコードケースのようなアルミ製の頑丈なタイプもおすすめです。埃や湿気から大切なコレクションをしっかりと守ってくれます。

製品名 主な特徴 メリット デメリット
サンカ ソートボックス L プラスチック製、持ち手付き 軽量で丈夫、重ねて収納可能 デザインの選択肢が少ない
KIRIGEN レコードケース 木目調、出し入れしやすい側面 インテリア性が高い プラスチック製に比べると重い
DMR Container Large 折りたたみ式、豊富なカラー 使わない時も場所を取らない 別売りの蓋が必要な場合がある
CNB レコードケース アルミ製、衝撃吸収素材 頑丈で密閉性が高い、長期保管に最適 価格が比較的高め

無印良品やニトリの活用術

無印良品やニトリの活用術

レコードの世界:イメージ

レコード専用ではないものの、無印良品ニトリといった家具・インテリアショップのアイテムも、レコードの収納に非常に適しています。例えば、無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・ワイドA4用」は、その名の通りファイルを入れるためのものですが、LPレコードが縦置きでぴったりと収まるサイズです。シンプルなデザインはどんな部屋にも馴染み、他の無印良品アイテムとの統一感も出しやすいでしょう。無印良品の公式サイトでも多様な収納ボックスが紹介されています。

一方で、ニトリの「カラボサイズボックス レギュラー」も、カラーボックスと組み合わせて使うことで、大量のレコードを効率的に整理できます。カラーボックスは横幅がレコードにぴったりのものが多いので、これを複数並べるだけで、まるでレコード店のような壮大な収納棚を作り出すことも可能です。専用品ではないため、レコードをたくさん入れると重みでボックスがたわむ可能性があるため、その点は注意が必要かもしれません。

WEBライターの視点

専用の家具でなくても、身近な店舗で手に入るアイテムを工夫して使うのはとても楽しい作業ですよね。自分のライフスタイルや予算に合わせて、自由に組み合わせを考えるのも醍醐味の一つです。

レコードをおすすめの場所へ壁掛け

レコードをおすすめの場所へ壁掛け

レコードの世界:イメージ

レコードジャケットをインテリアとして楽しみたいなら、壁掛けが最も手軽で効果的な方法です。特に、ジャケ買いしたお気に入りの一枚を飾れば、お部屋の雰囲気が一気に変わります。壁掛けの方法には様々なものがありますが、安価に始めるならセリアダイソーのアイテムがおすすめです。

例えば、「インテリアウォールバー」は、溝にレコードがぴったりとはまるため、簡単にディスプレイができます。しかし、画鋲の頭が大きいとレコードがうまく収まらないという注意点があります。

また、セリアの「アイアンマガジンラック」を使えば、一枚だけでなく複数のレコードを見せる収納として壁に飾ることが可能です。これは賃貸にお住まいの方でも、壁に小さな穴を開けるだけで設置できるため、非常に便利です。また、ウォールシェルフを利用してスタンドに立てかける方法や、レコード専用の額縁に入れて飾る方法も、インテリア性を高める上で非常に有効な手段です。

賃貸でもできる壁掛けアイデア

賃貸住宅にお住まいで、壁に穴を開けたくない場合は、画鋲を使わずに済むコマンドフックや、壁に寄りかかるタイプのアイアンラックを活用する方法もあります。ただし、直射日光が当たる場所にレコードを長時間飾ると、盤やジャケットの劣化を早めてしまうため、設置場所には注意が必要です。

保管に欠かせないレコード袋

保管に欠かせないレコード袋

レコードの世界:イメージ

大切なレコードのジャケットをキズや汚れから守るためには、の活用が不可欠です。レコード袋は主に素材や形状でいくつかの種類に分かれています。最も一般的なのは、のりが付いていて封ができるOPP(ポリプロピレン)製の袋です。これは、薄手でかさばりにくく、ホコリの侵入をしっかり防いでくれます。しかし、経年によってのりの粘着力が弱まるというデメリットもあります。

一方で、のりがなく開口部が開いているPP(ポリプロピレン)樹脂製のカバーは、厚手で丈夫な作りが特徴です。頻繁にレコードを出し入れする方にとっては、開け閉めが楽で便利でしょう。ただし、厚手であるため、収納時にかさばるという側面も持ち合わせています。また、最近では蛍光灯などの紫外線を70〜90%カットする機能を持つ、UVカットビニールカバーも販売されており、ジャケットの日焼けを特に防ぎたい方におすすめです。

意外と使えるダンボール収納

意外と使えるダンボール収納

レコードの世界:イメージ

大量のレコードをまとめて安価に収納したい場合、ダンボールの活用も効果的な手段です。ただし、一般的なダンボールでは重さに耐えきれず、底が抜けてしまうリスクがあるため、レコード専用のダンボールを選ぶことが重要です。これらの専用品は、レコードのサイズに合わせて設計されており、強度も高く作られています。ディスクユニオンのような専門ショップでは、LP盤が70〜80枚も収納できる専用ダンボールが販売されています。

しかし、ダンボールは紙製であるため、湿気には非常に弱いです。高温多湿な環境に長時間置くと、箱自体が傷んでしまうだけでなく、中に収納しているレコードやジャケットにまでカビが生えてしまう可能性があります。そのため、ダンボールで収納する場合は、湿度が低い場所を選ぶか、定期的に換気や除湿を行うといった対策が必須となります。

ダンボール収納の注意点

専用のダンボールは丈夫ですが、湿気には弱いです。結露しやすい窓際や、風通しの悪い場所での長期保管は避け、なるべく湿度の低い場所を選んでください。

IKEAの家具を活用する

IKEAの家具を活用する

レコードの世界:イメージ

スウェーデン発祥の家具量販店であるIKEAの家具も、レコード収納において非常に優秀です。特に、正方形の収納ボックス(キューブボックス)は、LPレコードがすっぽりと収まるサイズ感で、多くのレコード愛好家から支持されています。IKEAのキューブボックスは、単体で使うだけでなく、複数個を積み重ねたり並べたりすることで、収納量に合わせて自由にカスタマイズが可能です。

シンプルで洗練されたデザインは、どんなインテリアテイストにも自然に馴染んでくれるでしょう。レコードが増えるたびに買い足すこともできるので、コレクションの成長に合わせて柔軟に対応できるのも大きなメリットです。これだけの収納力を持ちながら、価格も手頃であるため、おしゃれさと実用性を両立したい方にとって最適な選択肢と言えるでしょう。

ファイルボックスでの収納

ファイルボックスでの収納

レコードの世界:イメージ

前述の通り、無印良品のファイルボックスもレコードの収納に適していますが、それ以外にも市販されている様々なファイルボックスを活用することができます。A4サイズのファイルボックスはLPレコードの縦置きにちょうど良いサイズ感です。これらはオフィス用品店や大型スーパーなどで手軽に購入できるため、今すぐにレコードを整理したいという方にも適しています。

ファイルボックスを複数用意すれば、ジャンルやアーティストごとに仕分けて整理することも可能です。また、レコードの枚数が少ない時期は仕切りとして使うこともできるため、コレクションの増減に合わせて柔軟に対応できます。ただし、レコードを収納すると重みが増すため、あまりに薄い素材のファイルボックスは避けるべきでしょう。

安価なレコード収納のまとめ

安価なレコード収納のまとめ

レコードの世界:イメージ

この記事では、「レコード 収納」に関する様々なアイデアをご紹介しました。大切なレコードを良い状態で保管するためには、適切な収納方法が不可欠です。以下に、記事の要点をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

  • レコードは熱や湿気に弱い塩化ビニール製です
  • 積み重ねて置くと盤やジャケットが劣化します
  • 縦置きでまっすぐ立てるのが理想的な収納方法です
  • 100均やニトリのアイテムを安価に活用できます
  • ダイソーの桐BOXとワイヤーブックスタンドの組み合わせがEP盤に最適です
  • 市販のレコード専用ボックスは安心して使えます
  • 無印良品のファイルボックスもレコードの収納に適しています
  • IKEAのキューブボックスでオリジナルの収納棚が作れます
  • 壁掛けでレコードをインテリアとして楽しめます
  • 専用のダンボールは安価で大量収納が可能です
  • 保管にはレコード袋を使ってジャケットを保護しましょう
  • のり付き、のりなし、UVカットなど様々な種類の袋があります
  • 収納場所は高温多湿と直射日光を避けましょう
  • 収納前に盤面のホコリをクリーニングすることが重要です
  • 自分に合ったペースで収納方法を楽しみましょう
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