ブックオフレコードプレーヤーの評価は?価格や音質を徹底解説
「ブックオフのレコードプレーヤーが気になるけど、実際のところどうなの?」「レコードを始めてみたいけど、失敗したくない…」そんな疑問や不安を抱えていませんか。この記事では、ブックオフレコードプレーヤーの基本情報と特徴を網羅的に解説し、ブックオフエディションBORP-01の概要や、手頃な価格で買えるオリジナルプレーヤーとしての魅力を徹底的に深掘りします。また、ポータブルでどこでもレコードを楽しめる利便性や、ファンの間で話題となった発売時の予約特典と限定アダプターの詳細も詳しくご紹介。購入を検討する上で最も重要な、ブックオフレコードプレーヤーの評価と入手方法についても、実際のユーザーの声を交えながら徹底調査しました。気になる実際の音質は?という疑問に対するレビューでの評価まとめはもちろん、レコードのMP3録音を搭載している便利な機能面、現在は中古での入手がメインかという市場の現状、メルカリでの取引価格の相場、そして万が一不要になった場合の買取についてまで、知りたい情報をすべて詰め込んでいます。この記事を最後まで読めば、ブックオフレコードプレーヤーは入門機に最適かどうか、あなたのライフスタイルに合った最適な一台かが明確になります。
この記事でわかること
- ブックオフレコードプレーヤーの公式スペックと隠れた特徴
- SNSやレビューサイトでのリアルな音質・使い勝手の評価
- メルカリや中古市場での最新の価格相場と賢い入手方法
- レコード入門機として「買い」かどうかの最終結論
ブックオフレコードプレーヤーの基本情報と特徴
- ブックオフエディションBORP-01の概要
- 手頃な価格で買えるオリジナルプレーヤー
- ポータブルでどこでもレコードを楽しめる
- 発売時の予約特典と限定アダプター
ブックオフエディションBORP-01の概要

ブックオフ:公式
「ポータブルレコードプレーヤーブックオフエディション(型番:BORP-01)」は、2024年11月3日に制定された「レコードの日」を記念し、ブックオフグループが満を持して数量限定で発売した、ブランド初のオリジナルレコードプレーヤーです。この「レコードの日」は、日本で唯一アナログレコードをプレスできる工場を持つ東洋化成株式会社が主催する、アナログレコードの普及を目的とした一大イベントです。
本製品は、まさにその記念すべき日にふさわしいアイテムとして登場しました。ブックオフのブランドカラーであるイエローとブルーを基調とした、レトロでポップなデザインが最大の特徴。製造は、ポータブルオーディオ機器で定評のあるクマザキエイムが担当しており、コンパクトなボディにレコードを手軽に楽しめる機能が凝縮されています。
再燃するアナログレコードブームの背景
一般社団法人 日本レコード協会の生産実績調査によると、アナログディスク(レコード)の生産金額は2013年以降、10年以上にわたって増加し続けています。デジタルでは味わえない音の温かみや、ジャケットを所有する喜びが再評価され、若者からベテランの音楽ファンまで幅広い層に支持されているのです。このプレーヤーは、そんなブームの中で「もっと気軽にレコードに触れてほしい」というブックオフの願いを形にした製品と言えるでしょう。
製品名 | ポータブルレコードプレーヤーブックオフエディション |
---|---|
型番 | BORP-01 |
発売日 | 2024年11月3日 |
価格 | 9,878円(税込) |
駆動方式 | ベルトドライブ式 (モーターの振動が伝わりにくく滑らかな回転が特徴) |
対応回転数 | 33 1/3、45回転 (LP盤とシングル盤の両方に対応) |
スピーカー | 36mm径モノラルスピーカー内蔵(最大出力1W) |
電源 | USB給電(Type-C) / 単3形乾電池×4本 |
外部出力 | 3.5mmステレオミニヘッドホン端子 |
録音機能 | USBメモリ / microSDカードへMP3(128kbps)で録音可能 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 約292×122×77mm |
重量 | 約620g (500mlペットボトル飲料より少し重い程度) |
付属品 | 取扱説明書、USBケーブル(Type-A to C)、45回転レコード用アダプタ |
手頃な価格で買えるオリジナルプレーヤー
本製品が多くの注目を集めた最大の理由は、なんといっても9,878円(税込)という衝撃的な価格設定にあります。
オーディオテクニカ社の「AT-LP60X」やデノン社の「DP-29F」といった有名ブランドの定番入門機でも、実売価格は1万円台後半から2万円台が相場です。そんな中、1万円を大きく切る価格で、しかもデザイン性に優れた新品のプレーヤーが手に入るというのは、レコード初心者の背中を力強く押してくれる大きなメリットです。
コストを抑えて豊かなレコード体験をスタート
高価なアンプやスピーカーを別途用意する必要がなく、この一台だけでレコードの再生からデジタル録音まで完結します。「レコードに興味はあるけど、何から揃えればいいかわからない」「続くかどうかわからない趣味に、いきなり高額な投資はしたくない」と考えている方にとって、これ以上ないほど最適な選択肢と言えるでしょう。まずはこのプレーヤーでレコードの魅力に触れ、もし物足りなくなったら、より高音質なモデルへとステップアップしていく…そんな賢い楽しみ方が可能です。
ブックオフの店舗で数百円から購入できる中古レコードと組み合わせれば、非常にお安く豊かな音楽体験を始めることができます。
ポータブルでどこでもレコードを楽しめる
ブックオフレコードプレーヤーは、その名の通り屋内外を問わず使える優れたポータビリティを誇ります。
本体重量は約620gと、500mlペットボトル1本強ほどの軽さ。スピーカーも内蔵されているため、余計な機材は一切不要です。さらに特筆すべきは電源仕様。自宅では付属のUSBケーブルで安定的に給電し、外出先では単3乾電池4本で駆動させることができます。これにより、コンセントの場所を気にすることなく、本当にどこででもレコードを楽しむことが可能になります。
想像が広がる多彩な活用シーン
- 友人宅での鑑賞会: お互いのおすすめレコードを持ち寄って、気軽にシェアできます。
- アウトドアで: 公園のピクニックやキャンプの夜、焚き火を囲みながらアナログの温かい音でBGMを流す、なんてお洒落な使い方も。
- 旅のお供に: 旅行先に持ち運べば、現地のレコードショップで見つけた一枚を、その場で聴くという最高の体験ができます。
このように、インドアからアウトドアまで、あなたのアイデア次第で音楽体験の幅を無限に広げてくれるのが、このプレーヤーならではの強みです。
ポータブル機ならではの注意点
非常に軽量なため、振動にはあまり強くありません。再生中に本体が揺れると音飛び(針飛び)の原因になります。再生する際は、必ず水平で安定した場所に設置することを心がけましょう。屋外で使用する場合は、凹凸のないテーブルの上などが最適です。
発売時の予約特典と限定アダプター
このプレーヤーの魅力を語る上で欠かせないのが、発売時に大きな話題を呼んだ初回予約特典です。
それは、ブックオフの創業時(1990年)から活躍する公式マスコットキャラクター「よむよむ君」を初めて立体化した、EPレコード用アダプターです。7インチのシングル盤(EP盤)を再生する際に中央の穴にはめて使うこのアダプターが、購入者先着1,500台限定でプレゼントされました。初の公式立体グッズということもあり、コレクターズアイテムとしてファンの間で非常に高い人気を集めました。
「よむよむ君EPアダプター」の現在の入手方法

ブックオフ:公式
この限定アダプターは単品でも1,500円(税込)で販売されていましたが、プレーヤー本体と同様、現在は新品での入手は極めて困難です。しかし、メルカリやヤフオク!などのフリマ・オークションサイトでは、プレーヤー本体とのセット、あるいはアダプター単体で出品されることがあります。探す際は「ブックオフ レコードプレーヤー 特典」「よむよむ君 アダプター」などのキーワードで検索してみるのがおすすめです。
プレーヤーにこのアダプターをセットしレコードを再生すると、盤の回転に合わせてよむよむ君がくるくると回ります。その愛らしい姿は、音楽を耳で聴くだけでなく、目でも楽しませてくれる、この製品ならではのユニークな体験を提供してくれます。
ブックオフレコードプレーヤーの評価と入手方法
- 実際の音質は?レビューでの評価まとめ
- レコードのMP3録音機能を搭載
- 現在は中古での入手がメインか
- メルカリでの取引価格の相場
- 不要になった場合の買取について
- ブックオフレコードプレーヤーは入門機に最適か
実際の音質は?レビューでの評価まとめ
デザインや価格、機能面で魅力の多い本製品ですが、購入を検討する上で最も重要な判断基準となるのが「音質」でしょう。実際に使用したユーザーのレビューやSNSでの口コミを総合すると、その評価は期待するレベルによって大きく分かれています。
■ ポジティブな評価:「雰囲気」を楽しむには十分
「昭和レトロなAMラジオのようで、逆に味がある」「BGMとして小音量で流すなら全く気にならない」「この価格とデザイン性を考えれば、音質は十分納得できるレベル」といった声が多く見られます。特に、高音質を追求するよりも、レコードというメディアの持つ独特の雰囲気や、ガジェットとしての可愛らしさを重視するユーザーからの満足度は非常に高いようです。
■ ネガティブな評価:本格的な音楽鑑賞には不向き
一方で、普段からオーディオに親しんでいるユーザーからは「全体的に音がこもっており、解像度が低い」「低音域がほとんど出ず、高音域はキンキンする」「音楽鑑賞用というより、あくまで“おもちゃ”の域を出ない」といった厳しい意見も少なくありません。内蔵スピーカーはあくまで「音が鳴る」というレベルであり、レコードに記録された豊かな音楽情報を余すところなく引き出す性能はないと考えるべきでしょう。
購入前に知っておきたい最大の注意点:針の交換ができない
このプレーヤーは、レコードの溝から音を拾う最も重要なパーツである「針(カートリッジ)」が、本体と一体型になっており交換できません。針は消耗品であり、通常は数十時間から数百時間で寿命を迎え交換が必要になりますが、このモデルでは針が摩耗したらプレーヤー自体の寿命となります。また、針のアップグレードによる音質向上も望めません。この点は、長期的な使用を考えている方にとって最も重要なデメリットとなる可能性があります。
音質にこだわりたい場合は、3.5mmステレオミニ端子からヘッドホンや外部のアクティブスピーカーに接続することで、内蔵スピーカーよりはクリアなサウンドを楽しむことが可能です。ただし、プレーヤー自体の再生機構(フォノイコライザー等)の性能が音の基本となるため、あくまで改善レベルに留まることは理解しておく必要があります。
レコードのMP3録音機能を搭載

ブックオフ:公式
本機は、再生したレコードのアナログ音源をUSBメモリやmicroSDカード(最大32GBまで対応)に直接MP3形式で録音できるという、非常に便利なデジタルアーカイブ機能を備えています。
通常、レコードをデジタル化するには、フォノイコライザーやオーディオインターフェース、PCソフトなどが必要になりますが、このプレーヤーは本体だけで完結します。操作も非常にシンプルで、録音したいメディアをスロットに挿入し、本体の録音ボタンを押すだけ。これで、お気に入りのレコードを手軽にデジタル音源として持ち出し、スマートフォンやカーステレオで楽しむことが可能になります。
録音される音質(128kbps)はどのレベル?
録音フォーマットはMP3/128kbpsに固定されています。これは、YouTubeの標準画質の音声や、一般的な音楽ストリーミングサービスの中音質設定に相当するクオリティです。イヤホンで気軽に聴く分には十分な音質ですが、高音質なオーディオシステムで聴くと、音の圧縮による物足りなさを感じる場合があります。あくまで個人的なリスニング用途や、楽曲の確認用としての簡易的な録音機能と捉えるのが良いでしょう。
現在は中古での入手がメインか
前述の通り、このレコードプレーヤーは数量限定生産品として発売されたため、現在、新品の状態で正規ルートから購入することはできません。
そのため、これから手に入れたい場合は、必然的に二次流通市場、つまり中古品を探すことになります。信頼できる主な入手経路としては、以下のような選択肢が挙げられます。
入手経路 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ブックオフ公式オンラインストア | ・公式なので安心感が高い ・品質査定がある程度信頼できる |
・在庫は不定期で、常にあるとは限らない ・価格はフリマより高めの場合がある |
ブックオフの店舗 | ・実物の状態を直接確認して購入できる ・思わぬ掘り出し物が見つかることも |
・店舗によって在庫状況が大きく異なる ・近隣店舗になければ入手不可 |
フリマアプリ(メルカリ等) | ・出品数が最も多く、見つけやすい ・価格交渉の余地がある |
・個人間取引のため、トラブルのリスクがある ・商品の状態説明が不正確な場合も |
ネットオークション | ・希少な状態のものが手に入る可能性がある ・競り合いによっては安く落札できる |
・価格が変動するため予算が立てにくい ・落札までに時間がかかる |
特にこだわりがなければ、出品数が多く価格比較もしやすいフリマアプリから探し始めるのが最も効率的でしょう。
メルカリでの取引価格の相場
最も活発に取引が行われているメルカリでは、商品の状態や付属品の有無によって価格が大きく変動します。購入を検討する際は、以下の相場感を参考に、商品の説明文や写真をよく確認することが重要です。
商品の状態 | 価格帯 | 購入時のチェックポイント |
---|---|---|
本体のみ(使用感あり) | 7,000円 ~ 9,000円 | ・正常に動作するか(特に回転数切替、スピーカー出力) ・目立つ傷や汚れの程度 ・USBケーブルなど最低限の付属品の有無 |
美品(付属品完備) | 9,000円 ~ 11,000円 | ・外箱や取扱説明書の有無 ・本体の傷や使用感が少ないか ・出品者の評価は信頼できるか |
未使用品 / 特典付き | 11,000円 ~ 15,000円 | ・本当に未使用であるか(開封済みか未開封か) ・特典の「よむよむ君EPアダプター」の状態 ・定価を超える価値を認めるか |
特に限定特典の「よむよむ君EPアダプター」が付属しているものは、定価を超える価格で取引されることも珍しくありません。これは、プレーヤー本体の価値に加えて、限定グッズとしての希少価値が上乗せされているためです。ご自身の予算と、どこまでの状態を求めるかを明確にしてから探すことをお勧めします。
不要になった場合の買取について
もし購入後にライフスタイルに合わなかったり、新しいプレーヤーに買い替えたりして不要になった場合でも、この製品は処分に困ることは少ないでしょう。なぜなら、販売元であるブックオフ自身がオーディオ機器の買取サービスを展開しているためです。
全国のブックオフ店舗に直接持ち込めば、その場で専門のスタッフが査定してくれます。もちろん、商品の状態(傷や汚れ、正常に動作するか)や、付属品がどれだけ揃っているかによって査定額は大きく変動します。
少しでも高く売るための3つのコツ
- できる限り綺麗にする: 本体やダストカバーのホコリを拭き取るなど、見た目の印象を良くしましょう。
- 付属品をすべて揃える: 購入時の状態に近ければ近いほど査定額はアップします。特に外箱、取扱説明書、USBケーブル、特典アダプターは重要です。
- 動作確認を済ませておく: 「音が出ます」「回転も正常です」とアピールできれば、査定がスムーズに進み、減額リスクを減らせます。
限定品でデザイン性も高いため、一般的なポータブルプレーヤーよりも良い査定が期待できるかもしれません。まずは気軽に、お近くの店舗で査定を依頼してみてはいかがでしょうか。
ブックオフレコードプレーヤーは入門機に最適か

ブックオフ:公式
これまでの情報を総合すると、このプレーヤーが「すべてのレコード初心者にとって最適か」という問いに対する答えは「NO」です。しかし、「特定の目的を持つ初心者にとっては、最高の入門機になり得る」というのが最終的な結論です。
【こんな人には最高のパートナー!】
- 音質よりまず雰囲気を楽しみたい人:レコードのパチパチ音や温かみを気軽に体験できます。
- 難しい設定は苦手な人:箱から出してすぐに使えるシンプルさが魅力です。
- 低予算で始めたい人:中古レコードと合わせても、最小限の投資でスタートできます。
- デザインやガジェットが好きな人:インテリアとして飾っても可愛いデザインは所有欲を満たしてくれます。
- ブックオフのファン:ブランド初のオリジナルアイテムという点に価値を感じる方に。
【こんな人は別の選択肢を検討すべきかも…】
- アーティストの音を忠実に聴きたい人:解像度や表現力に限界があり、物足りなさを感じるでしょう。
- 将来システムを拡張したい人:アンプへの接続端子がなく、発展性がありません。
- 長く使い続けたい人:針が交換できないため、プレーヤー自体が消耗品となります。
- 大切なレコードを傷つけたくない人:安価なプレーヤーは針圧が適切でなく、盤を傷めるリスクがゼロではありません。
要するに、このプレーヤーは音楽を分析的に「聴く(Listen)」ためのオーディオ機器ではなく、音楽のある空間や文化を気軽に「楽しむ(Enjoy)」ためのライフスタイルガジェットです。この本質的な違いを理解した上で、自分の音楽との向き合い方に合っていると感じるなら、これほど楽しくてワクワクする入門機は他にないでしょう。
まとめ:ブックオフレコードプレーヤーはあり?
最後に、この記事で解説してきたブックオフレコードプレーヤーの要点をリスト形式で総まとめします。
- ブックオフが企画したブランド初のオリジナルレコードプレーヤー
- 正式名称はポータブルレコードプレーヤーブックオフエディション
- 型番はBORP-01で2024年11月3日のレコードの日に発売
- 数量限定販売で当時の定価は9,878円(税込)
- イエローとブルーが特徴的なポップでレトロなデザイン
- 電源はUSB給電と単3乾電池4本の便利な2WAY方式
- 重量約620gでスピーカーも内蔵しておりポータブル性が非常に高い
- LP盤とシングル盤に対応する33 1/3回転と45回転のベルトドライブ式
- 再生したレコード音源をMP3形式でUSBメモリ等に録音可能
- 初回予約特典として希少なよむよむ君EPアダプターが付属した
- 音質は本格的な音楽鑑賞より雰囲気を楽しむ方向けとの評価が多い
- 針が交換できない一体型カートリッジのため長期使用には不向き
- 現在は新品での入手は困難で中古品がフリマアプリなどで流通
- デザイン性や手軽さを重視するレコード入門者には魅力的な選択肢
- 不要になった場合はブックオフの買取サービスを利用できる可能性がある