レコードシティの買取評判は?店舗情報から口コミまで徹底解説

レコードシティの買取サービスの評判

ご不要になったレコードの処分にお困りではありませんか。レコードシティの買取サービスの評判について詳しく知りたい、あるいは、ジャケットの状態が価格にどう影響するのか、おすすめのポップやクラシックのレコードは何かといった疑問をお持ちの方も多いでしょう。また、安全な支払い方法や受け取りの流れ、発送が遅いという噂やキャンセル、amazonとの比較についても気になるところです。この記事では、レコードシティの全国店舗と求人情報にも触れながら、東京の新宿店や板橋、あきる野の店舗から、大阪買取センターや名古屋・福岡・札幌の各拠点まで網羅的に解説します。さらに、キングやオペラなどコレクターズ盤の高騰事情、ベスト100や大賞に輝いた盤のコネクションのストーリー、求人・アルバ-イトとオンラインショップの実態、そしてレコードシティのエンド・エンジン・エキスポ等、その多岐にわたる活動についても深く掘り下げていきます。

  • レコードシティのオンライン買取と店舗買取の評判
  • 高額査定が期待できるレコードの特徴と注意点
  • 全国に展開する買取店舗の所在地とサービス内容
  • 買取手続きの流れとキャンセルに関する情報
目次

レコード シティの買取サービスの評判

  • 口コミとレビューから分かる高額査定
  • ジャケットの状態と価格の関係
  • おすすめのポップやクラシックのレコード
  • 安全な支払い方法と受け取りの流れ
  • 発送が遅い?キャンセルとamazonとの比較

口コミとレビューから分かる高額査定

口コミとレビューから分かる高額査定

レコードの世界:イメージ

レコードシティの買取サービスが多くの音楽ファンから支持される背景には、その信頼性の高い査定プロセスと納得感のある買取価格があります。特に、専門知識が豊富なスタッフによる1枚1枚への丁寧な眼差しが、高額査定につながっているという口コミやレビューが数多く見受けられます。

実際にサービスを利用した方からは、「長年集めてきた大切なコレクションの価値を正しく理解してもらえた」「他店では一括で数百円と言われたものが、数万円の価格になった」など、具体的な喜びの声が寄せられています。これは、レコードシティが90万点以上という膨大な商品データベースと、世界100カ国以上に及ぶグローバルな販売網を確立しているためです。この盤を本当に欲しがっているコレクターが世界のどこにいるのかを把握しているからこそ、国内市場の相場だけにとらわれない、世界基準の適正価格を提示できるのです。

高評価のポイント

利用者の口コミを多角的に分析すると、評価されているポイントは以下の3点に集約されます。

  • 専門性: ジャズ、ロック、クラシック、レゲエ、邦楽など、各ジャンルに精通した専門スタッフが在籍し、レコードの持つ文化的価値まで含めて査定してくれます。
  • 査定額: レア盤や人気盤はもちろん、一般的なレコードであっても、その時々の市場価値を的確に反映した納得感のある価格を提示してくれます。
  • 対応: 初めてレコードを売る人でも安心して利用できるよう、電話やメールでの問い合わせに親切に対応。査定から入金までのプロセスが迅速かつ透明性が高い点も評価されています。

もちろん、「期待していたほどの価格にはならなかった」という感想を持つ方もいます。レコードの価値は、盤やジャケットの状態、プレスされた時期、そして市場での需要の波に大きく左右されるため、全てのレコードが購入時の価格を上回るわけではありません。しかし、そうした場合でも、なぜその価格になったのかを丁寧に説明してくれる姿勢が、結果的に「安心して大切なレコードを任せられる」という総合的な満足感と信頼感に繋がっていると言えるでしょう。

無料の宅配買取キットには、レコードを安全に梱包するための段ボールや緩衝材、書類一式が含まれているので、面倒な準備は一切不要です。公式サイトから申し込むだけで自宅に届けてくれるので、まずは気軽に相談してみるのが良いでしょう。

ジャケットの状態と価格の関係

ジャケットの状態と価格の関係

レコードの世界:イメージ

レコードの査定において、盤そのもののコンディションと同じくらい、あるいはそれ以上に重要視されるのがジャケットの状態です。特にコレクターズアイテムの場合、ジャケットは単なる入れ物ではなく、レコードという作品を構成するアートワークの一部であり、その価値を大きく左右するからです。

査定のプロは、細かな点まで見逃さずにジャケットの状態をチェックします。

査定で厳しくチェックされるポイント

  • 角の潰れやスレ(リングウェア): レコードの重みでジャケットの中央が円形に擦れてしまう「リングウェア」や、角の傷みは最も一般的な減額要因です。これが少ないほど、大切に保管されていた証拠と見なされます。
  • 色褪せやシミ、カビ: 紫外線による色褪せや、湿気によるシミ・カビは大きなマイナスポイントです。特に日本盤の「帯」は色褪せしやすく、この状態が査定額に大きく影響します。
  • 破れや書き込み、シール跡: ジャケットの破れや底抜け、前所有者による書き込み、値札シールなどの剥がし跡も減額の対象です。レンタルレコード店で使われていたものは、管理シールなどが貼られているため査定が厳しくなる傾向があります。
  • 付属品の完備: 歌詞や解説が書かれたライナーノーツ、特典ポスター、そして日本盤独自の文化である「帯」が揃っているかは極めて重要です。海外のコレクターにとって、美しいデザインの帯はそれ自体がコレクションの対象であり、帯の有無で査定額が数倍から十数倍変わることもあります。

レコードの正しい保管方法

大切なレコードの価値を損なわないためには、適切な保管が不可欠です。高温多湿と直射日光を避け、本棚などに必ず「立てて」保管してください。レコードを積み重ねて平置きすると、重みで盤が反ったり、ジャケットにリングウェアが付いたりする原因になります。市販のレコード保護袋に入れて保管することで、ホコリや傷からも守ることができます。

このように、盤面に傷一つなくても、ジャケットや帯の状態が悪ければ査定額は大きく下がってしまいます。レコードは音楽メディアであると同時に、一つの美術品でもあるという認識を持つことが、高額査定への第一歩です。

おすすめのポップやクラシックのレコード

おすすめのポップやクラシックのレコード

レコードの世界:イメージ

レコードシティはオールジャンルに対応していますが、市場のトレンドによって特に高価買取が期待できるジャンルがあります。近年、アナログレコードの生産が再び増加傾向にあることからも、その人気の高さがうかがえます。(出典:日本レコード協会「音楽ソフト種類別生産数量」

ここでは、現在特に需要が高いポップとクラシックのジャンルについて、具体例を挙げて解説します。

ポップ(邦楽・洋楽)

日本のシティ・ポップ: 80年代の日本のポップスが、海外のDJやコレクターによって再発見され、世界的なブームとなっています。特に、山下達郎『FOR YOU』、竹内まりや『PLASTIC LOVE』、大貫妙子『SUNSHOWER』などのオリジナル盤は極めて需要が高く、状態が良ければ数万円単位での買取も珍しくありません。

90年代以降のJ-POP: CD全盛期だった90年代から2000年代初頭に限定生産されたアナログ盤(例:宇多田ヒカル、椎名林檎、フリッパーズ・ギターなど)は、プレス枚数が極端に少ないため、希少価値が非常に高まっています。

洋楽ロック: ビートルズやピンク・フロイド、レッド・ツェッペリンといった定番アーティストの英国オリジナル初回プレス盤は、いつの時代もコレクターの憧れの的です。特に、モノラル盤や通常盤とは異なる仕様のプロモーション盤(非売品)などは高額査定が期待できます。

クラシック

クラシックのレコードは、単に有名な曲というだけでなく、「誰が演奏し、どのレーベルが、どの時期にプレスしたか」という点が非常に重要です。オーディオ愛好家は、より生に近い音質を求めて特定のプレス盤を探し求めています。

高額になりやすいクラシック盤の具体例

  • デッカ (DECCA) SXL規格: イギリスのデッカが誇る高音質ステレオ録音シリーズ。特に規格番号がSXL2000番台の初期盤は、「ffss」ロゴの溝ありラベルなどが特徴で、非常に高値で取引されます。
  • EMI ASD規格: こちらもイギリスの名門レーベル。初期の白地に金色の文字で縁取られた「ホワイトゴールド」盤は、その音質の良さから伝説的な人気を誇ります。
  • 国内盤の高音質シリーズ: 日本でプレスされたものでも、キングレコードの「スーパーアナログディスク」シリーズなど、音質にこだわって制作された限定盤は高価買取の対象です。

これらのジャンルに心当たりがある方は、ぜひ一度査定に出してみてください。思いがけないレコードが、実は市場で高く評価されているかもしれません。

安全な支払い方法と受け取りの流れ

安全な支払い方法と受け取りの流れ

レコードの世界:イメージ

レコードシティでは、お客様が不安なく、そして手軽に買取サービスを利用できるよう、透明性が高く安全な手続きフローを構築しています。3つの買取方法ごとに、それぞれの流れと特徴を理解しておくことがスムーズな取引の鍵となります。

買取方法 査定後の流れ 支払い方法 メリット・デメリット
宅配買取 査定結果がメールまたは電話で届きます。金額を確認し、承諾すれば手続き完了です。 銀行振込(承諾後、通常1〜2営業日以内) メリット: 全国どこからでも送料無料で利用可能。梱包キットも無料で手軽。
デメリット: 梱包の手間がかかる。現金化までに少し時間がかかる。
出張買取 専門スタッフが自宅を訪問し、その場で査定。提示された金額に合意すれば完了です。 原則、その場で現金払い(高額の場合は銀行振込も選択可) メリット: 大量コレクションでも梱包・搬出の手間が一切ない。即現金化が可能。
デメリット: 対応エリアが限られる場合がある。訪問日時の調整が必要。
店頭買取 店舗のカウンターで査定を行い、提示された金額に合意すれば完了です。 その場で現金払い メリット: 予約不要で気軽に利用でき、即現金化が可能。査定について直接質問できる。
デメリット: 店舗まで運ぶ手間がかかる。大量の場合は車が必要。

どの方法を選んでも、お客様が査定額に納得し、売却を承諾するまでは買取契約は成立しません。もし提示された金額に満足できない場合は、気兼ねなくキャンセルを申し出ることができます。宅配買取の場合、返送料もレコードシティが負担してくれるため、お客様が損をすることはありません。

また、買取サービスを利用する際には、古物営業法という法律により、事業者はお客様の本人確認を行うことが義務付けられています。これは盗品の流通防止などを目的とした重要な手続きです。(出典:警視庁「古物の買い受け等」

本人確認書類を忘れずに

買取を依頼する際は、運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、パスポートなどの有効な身分証明書を必ずご用意ください。宅配買取の場合はコピーを同梱、出張・店頭買取の場合は原本を提示する必要があります。これが無いと買取ができませんのでご注意ください。

発送が遅い?キャンセルとamazonとの比較

発送が遅い?キャンセルとamazonとの比較

レコードの世界:イメージ

宅配買取の利便性が高い一方で、「送ってから査定連絡まで時間がかかるのでは?」という懸念を持つ方もいるかもしれません。レコードシティでは、商品が倉庫に到着してから通常2〜5営業日以内を目安に査定結果を連絡する体制を整えており、多くの口コミで「対応が迅速だった」と評価されています。しかし、数千枚単位の大量査定や、希少盤が多く含まれ調査に時間が必要な場合、また繁忙期には通常より日数を要することがあります。

査定期間を短縮したい場合

もし引越しなどで現金化を急いでいる場合は、「お急ぎ査定サービス」の利用が便利です。このサービスは優先的に査定を行いますが、一点ずつの詳細な買取明細の発行が省略されるといった条件があります。利用を希望する際は、申し込み時にその旨を伝え、サービス内容をしっかり確認しましょう。

気兼ねなくできるキャンセル

前述の通り、レコードシティの大きな魅力の一つが「キャンセル時の返送料無料」です。査定額の連絡を受けた後、「やはり手元に残しておきたい」「他の店の査定も見てみたい」と思った場合でも、一切の費用負担なく商品を手元に戻すことができます。この安心感が、多くの人が気軽に査定を依頼できる理由となっています。

amazonマーケットプレイスでの個人売買との比較

レコードを売却する方法として、amazonマーケットプレイスのようなプラットフォームで個人が出品することも一つの選択肢です。しかし、買取専門店の利用と比較すると、以下のような違いがあります。

  • 手間と時間: 個人売買では、商品の写真撮影、状態説明の作成、価格設定、購入希望者とのやり取り、梱包材の準備、発送手続きなど、すべてを自分で行う必要があります。買取サービスなら、箱に詰めて送るだけ(あるいは来てもらうだけ)です。
  • 手数料: amazonで販売した場合、売上に対して所定の販売手数料(音楽カテゴリでは通常15%程度)と、成約料が差し引かれます。買取サービスでは手数料はかかりません。
  • トラブルのリスク: 個人間取引では、「商品状態の説明と違う」「配送中に破損した」といったクレームや返品トラブルが発生するリスクが常に伴います。買取専門店なら、そうした心配は一切ありません。

特に、大量のレコードをまとめて整理したい場合や、レコードの相場知識に自信がない方にとっては、手間やリスクを考慮すると買取専門店の利用が圧倒的に有利と言えるでしょう。

レコード シティの全国店舗と求人情報

レコードシティの全国店舗と求人情報

レコードの世界:イメージ

  • 東京の新宿店や板橋、あきる野の店舗
  • 大阪買取センターや名古屋・福岡・札幌
  • キングやオペラなどコレクターズ盤の高騰
  • ベスト100や大賞、コネクションのストーリー
  • 求人・アルバイトとオンラインショップ
  • レコード シティのエンド・エンジン・エキスポ等

東京の新宿店や板橋、あきる野の店舗

レコードシティは、オンラインでの買取・販売を主軸としつつ、お客様が直接足を運べる実店舗(買取センター)を首都圏に複数展開しています。それぞれの店舗に特徴があり、ニーズに合わせて利用することが可能です。

レコードシティショップ(新宿本店)

所在地: 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-8-3 ミスズビル1F
レコードシティの旗艦店ともいえる存在で、買取だけでなく中古レコードの販売も行っています。JR新宿駅から徒歩圏内というアクセスの良さが最大の魅力。膨大な在庫の一部が実際に手に取って見られるため、レコードファンなら一度は訪れたい場所です。仕事帰りや買い物のついでに、数枚のレコードを持ち込んで査定してもらうといった使い方ができます。

レコードシティ板橋買取センター

所在地: 〒174-0051 東京都板橋区小豆沢 2-15-3-103 志村SYマンション
都心部の喧騒から少し離れた住宅街に位置する、買取に特化したセンターです。都営三田線「志村坂上」駅から近く、周辺にはコインパーキングも多いため、車での持ち込みにも便利です。地域に密着した拠点で、じっくりと査定の相談をしたい方におすすめです。

レコードシティ西東京買取センター(あきる野)

所在地: 〒197-0833 東京都あきる野市渕上178-1
レコードシティの通販部門を支える、延べ床面積500坪を誇る巨大な物流拠点です。数万枚単位のコレクションなど、大規模な買取依頼に対応できるキャパシティが特徴。圏央道あきる野ICからアクセスしやすく、駐車場も完備しているため、大量のレコードを車で直接持ち込みたいという方に最適の拠点です。

どの店舗も専門の査定スタッフが親切に対応してくれます。特に大量の持ち込みを予定している場合は、事前に電話で連絡を入れておくと、査定スペースを確保してくれるなど、スムーズな対応が期待できますよ。

これらの店舗では、査定額に納得すればその場で現金を受け取れるため、スピーディーにレコードを整理したい方にとって非常に便利なサービスとなっています。

大阪買取センターや名古屋・福岡・札幌

大阪買取センターや名古屋・福岡・札幌

レコードの世界:イメージ

レコードシティの便利な買取サービスは、首都圏だけでなく、全国の主要都市に設置された買取センターを通じて利用可能です。これにより、関東圏以外にお住まいの方でも、質の高い店頭買取や出張買取サービスを受けることができます。

以下に、主要な地方都市の買取センターの情報をまとめました。

店舗名 所在地 営業時間・定休日
レコードシティ大阪買取センター 〒532-0024 大阪府大阪市淀川区十三本町3-6-3-105 9:00~18:00(年中無休)
レコードシティ名古屋買取センター 〒462-0804 愛知県名古屋市北区上飯田南町1-42-2 第2幸村ビル 1F 10:00~19:00(定休日:水曜日)
レコードシティ福岡買取センター 〒811-1356 福岡県福岡市南区花畑1-20-27 9:00~18:00(定休日:火・水曜日)
レコードシティ札幌買取センター 〒062-0003 北海道札幌市豊平区美園三条4-1-16 MKマンション1階 10:00~19:00(定休日:火・水・土曜日)
レコードシティ仙台買取センター 〒982-0011 宮城県仙台市太白区長町5-10-20 ラ・シャテロ 1F 10:00~19:00(定休日:水曜日)
レコードシティ岡山買取センター 〒700-0934 岡山県岡山市北区奥田南町5-18 川西ビル 1F 10:00~19:00(定休日:水曜日)

これらの拠点があることで、各エリアでの迅速な出張買取にも対応しています。大量のレコードコレクションをお持ちで、梱包や発送が困難な場合でも、専門スタッフが自宅まで訪問し、査定から運び出しまで全て行ってくれるため非常に便利です。

もちろん、お近くに店舗がない場合でも、全国どこからでも利用できる送料無料の宅配買取サービスがありますのでご安心ください。地方にお住まいという理由で、大切なレコードの価値が正当に評価されないという心配は、レコードシティにはありません。

キングやオペラなどコレクターズ盤の高騰

キングやオペラなどコレクターズ盤の高騰

レコードの世界:イメージ

中古レコード市場の面白さは、時代と共にレコードの価値が変動し、時には発売当時の価格を遥かに超える「コレクターズ盤」が生まれる点にあります。レコードシティは、こうした希少盤の価値を的確に見抜き、最大限の評価を提示できる専門知識と市場データを持っています。

キングレコードと「和ジャズ」の世界的評価

日本のレーベルの中でも特に注目されているのが、キングレコードが1960年代後半から70年代にかけて制作した一連のジャズ作品群、通称「和ジャズ」です。山本邦山、宮沢昭、稲垣次郎といったアーティストたちが、日本の伝統音楽の要素を取り入れながら生み出した独創的なサウンドは、近年、海外のDJやコレクターによって「再発見」されました。その結果、オリジナル盤の価格は世界的に高騰。特に、サンプリング・ソースとしての需要も高く、発売当時は数千円だったレコードが、現在では数十万円で取引されるケースも存在します。

音質と希少性で価値が決まるオペラ盤

クラシック音楽の中でも、オペラの全曲盤レコードは独特の市場を形成しています。LP数枚組の豪華なブックレット付きボックスセットで発売されることが多く、その物理的な大きさと高価さから、もともと生産数が限られていました。そのため、状態の良いオリジナル盤は非常に希少です。特に、マリア・カラス、レナータ・テバルディ、マリオ・デル・モナコといった伝説的な名歌手が活躍した1950年代〜60年代の英デッカや英コロムビアの初期プレス盤は、その圧倒的な音質の良さから、オーディオ愛好家垂涎の的となっています。

高騰するレコードに共通する特徴

  • 生産枚数の少なさ: 限定盤、自主制作盤、CD移行期に少数プレスされた盤など。
  • 歴史的・文化的価値: ある音楽ジャンルの誕生を告げた記念碑的作品や、時代を象徴するようなアルバム。
  • アーティストのカリスマ性: 特定の熱狂的なファン層を持つアーティストの希少盤。
  • サウンドの再評価: 発売当時は評価されなかったが、後年になってその先進性や独自性が認められた作品。

ご自宅のコレクションに、こうした特徴を持つレコードが眠っているかもしれません。自分では価値が分からないと思っても、専門家の目から見れば貴重なお宝である可能性は十分にあります。

ベスト100や大賞、コネクションのストーリー

ベスト100や大賞、コネクションのストーリー

レコードの世界:イメージ

一枚のレコードの価値を決定づけるのは、音楽そのものの素晴らしさだけではありません。そのレコードが内包する「ストーリー」や「文脈」が、コレクターの所有欲を刺激し、市場価値を大きく押し上げることがあります。

例えば、権威ある音楽メディアが選ぶ「オールタイム・ベスト100アルバム」のような企画に選出されることは、その作品が歴史的な名盤であるという強力な裏付けになります。こうした評価は、新たな世代のリスナーに作品を届けるきっかけとなり、中古市場での需要を喚起します。また、日本レコード大賞のような国内の権威ある賞を受賞した作品も、特に受賞当時の帯が付属している場合、その時代を象徴するアイテムとして価値が高まります。

さらに奥深いのが「コネクション(繋がり)」という要素です。

価値を生む「コネクション」の例

  • 参加ミュージシャン: まだ無名だった頃の有名ギタリストがサイドマンとして参加している、といった発見。
  • プロデューサーやエンジニア: ルディ・ヴァン・ゲルダーが録音したブルーノートのジャズ作品や、フィル・スペクターがプロデュースしたポップスのように、特定の制作者が手がけた作品群。
  • レコーディング・スタジオ: マッスル・ショールズ・サウンド・スタジオやアビー・ロード・スタジオなど、伝説的なサウンドが生まれた場所で録音されたという事実。
  • レーベルの個性: ECMやスタックス、モータウンのように、レーベル自体が一つの音楽ブランドとして確立している場合。

これらの「コネクション」は、レコードを単なる音楽の記録媒体から、豊かな物語を持つ文化的遺産へと昇華させます。レコードシティの査定スタッフは、こうした音楽史の深い知識を持っているため、単に型番と盤面をチェックするだけでなく、そのレコードが持つ背景のストーリーまで含めて価値を評価してくれるのです。

自分が大切にしてきたレコードの、どの部分に価値があるのかを専門家から教えてもらえるのも、対面での査定の面白いところかもしれませんね。

求人・アルバイトとオンラインショップ

求人・アルバイトとオンラインショップ

レコードの世界:イメージ

レコードシティの円滑な運営を支えているのは、音楽への深い愛情と情熱を持ったスタッフたちです。運営元であるダブストアレコード株式会社では、事業の拡大に伴い、公式サイトの採用情報ページを通じて求人・アルバイトの募集を随時行っています。

多様な仕事内容と求められるスキル

募集職種は多岐にわたり、それぞれの専門性が求められます。

  • 査定・買取スタッフ: お客様から預かった大切なレコードの価値を正確に見極める、まさに会社の心臓部です。特定の音楽ジャンルに関する深い知識はもちろん、市場の動向を常に把握し、公正な価格を算出する能力が求められます。リユース検定などの資格取得も奨励されています。
  • オンラインショップ運営スタッフ: 毎日入荷する膨大な数のレコードを撮影し、データを入力してウェブサイトに掲載します。また、世界中のお客様からの注文を管理し、商品を丁寧に梱包・発送する、正確さとスピードが要求される仕事です。英語などの語学力があれば、海外顧客との対応で活躍の場が広がります。
  • 店舗スタッフ: 新宿のショップで、お客様への接客・販売、商品の陳列、在庫管理などを担当します。お客様と直接コミュニケーションを取りながら、音楽の魅力を伝える楽しさがあります。

音楽が好きな方にとっては、まさに天職とも言える環境です。日々、珍しいレコードに触れながら、自らの知識を深め、それを仕事に活かすことができます。

グローバルなオンラインショップが事業の核

レコードシティの最大の強みは、世界最大級の在庫数を誇るオンラインショップです。この強力な販売チャネルがあるからこそ、「どんなジャンルのレコードでも、必ず世界のどこかに求めている人がいる」という信念のもと、幅広い買取が可能になっています。スタッフとして働くことは、日本の音楽文化を世界に発信する、ダイナミックなビジネスの一翼を担うことにも繋がるのです。

音楽業界でのキャリアを考えている方や、自分の音楽知識を活かしたい方は、公式サイトの採用情報を定期的に確認してみることをお勧めします。

レコード シティのエンド・エンジン・エキスポ等

レコードシティのエンド・エンジン・エキスポ等

レコードの世界:イメージ

この記事の締めくくりとして、レコードシティという企業の「エンド(究極的な目的)」と、それを動かす「エンジン(原動力)」、そして「エキスポ」に象徴される未来への活動について考察します。これは、同社が単なるリユース業者にとどまらない、音楽文化の担い手であることを示しています。

レコードシティのエンド(目的):音楽文化の継承

レコードシティが掲げる究極的な目的、すなわち「エンド」は、利益の追求だけではありません。その核心にあるのは、「忘れ去られようとしている音楽を発掘し、価値を再定義し、次世代のリスナーへと繋いでいく」という文化的なミッションです。家で眠っている一枚のレコードを、それを熱心に探している世界中のファンの元へ届けること。このマッチングを通じて、音楽という無形の文化遺産を未来永劫に継承していくことを目指しています。

レコードシティのエンジン(原動力):専門性と情熱

この壮大な目的を推進する「エンジン(原動力)」は、創業以来一貫して培われてきた圧倒的な専門知識と、スタッフ一人ひとりが持つ音楽への尽きることのない情熱です。長年の経験で蓄積された膨大な査定データ、世界中のマーケットと繋がるネットワーク、そして何よりも音楽を愛する心が、他社には真似できない正確で公正な価値判断を可能にしています。

未来への活動(エキスポ、レーベル運営)

レコードシティは、その活動の場をオンラインだけに限定していません。

  • レコード・エキスポへの参加: 全国のレコードフェアや音楽フェスティバルに積極的に出店し、コレクターやファンと直接交流する場を設けています。これは、最新の市場動向を肌で感じると同時に、アナログ文化の楽しさを広める重要な活動です。
  • 自社レーベル「Dub Store Records」: 特にレゲエやジャマイカ音楽の分野で、入手困難となっていた幻の名盤を、マスターテープから丁寧に復刻(リイシュー)するレーベル事業も展開。単に中古品を流通させるだけでなく、自ら文化の創造にも関わっています。

このように、レコードシティは買取から販売、さらには文化の創造までを一貫して手掛けることで、単なる「中古レコード店」の枠を超え、音楽文化全体を豊かにする「ハブ」としての役割を担っているのです。

  • レコードシティは専門知識豊富なスタッフによる丁寧な査定が評判
  • 口コミでは高額査定やスムーズな対応が高く評価されている
  • 査定では盤だけでなくジャケットや帯、付属品の状態が非常に重要
  • シティ・ポップや和ジャズ、クラシックの初期プレス盤などが高価買取の対象
  • 買取方法は「宅配」「出張」「店頭」の3種類から選べる
  • 査定後のキャンセルは可能で返送料も無料
  • 買取成立には古物営業法に基づく身分証明書の提示が必須
  • 全国に買取センターがあり地方でも安心して利用できる
  • 東京には新宿、板橋、あきる野に拠点がある
  • 大阪、名古屋、福岡、札幌など主要都市にも買取センターを展開
  • キングレコードの和ジャズなど希少なコレクターズ盤は高騰している
  • レコード大賞受賞作など「ストーリー」のある盤も価値が高い
  • 運営会社では求人・アルバイトを募集していることがある
  • 世界中に販売網を持つオンラインショップが事業の強み
  • 事業の目的は音楽文化を未来へ継承すること
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